須崎鍋焼きラーメン｜高知県のB級ご当地グルメ

須崎鍋焼きラーメンとは、戦後間もない頃から地元で食べられているご当地ラーメンです。

当時の店主が冷めないようにとホーロー鍋で作ったのが始まりで、今では土鍋などで作られています。

スープは鶏ガラの醤油スープで、一般的なラーメントッピングのチャーシューとは違い、鶏肉や竹輪や蒲鉾がトッピングされているのが特徴です。

発祥と言われているお店「谷口食堂」が閉店後、味を懐かしむ声が大きくなり、須崎商工会議所が「鍋焼きラーメンプロジェクトＸ」を発足し、積極的にPR。

今では40軒以上ものお店が「須崎鍋焼きラーメン」を扱っています。

photo by 食べログ鍋焼きラーメン千秋

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須崎鍋焼きラーメンの発祥

50年近く高知県須崎市で愛されている「須崎鍋焼きラーメン」。
発祥は戦後に須崎市街の路地裏にあった「谷口食堂」と言われています。

戦後の食糧難の時代に、須崎市周辺で手に入る食材で手に入る食材で作られました。

スープの出汁は、谷口食堂の斜め前の鶏肉屋だったことから、鶏ガラスープがベースとなり、トッピングもチャーシューではなく鶏肉になりました。

その後、近隣のお店でも鍋焼きラーメンを出すようになり、「谷口食堂」「みつだ食堂」「水野食堂」の3軒が「須崎鍋焼きラーメン老舗御三家」と呼ばれるようになりました。

しかし現在では3件とも既に閉店されているようです。

須崎鍋焼きラーメンの定義

50年近く地元民から愛されてている須崎鍋焼きラーメンを後世まで残したいという想いから、須崎鍋焼きラーメンには7つの定義が定められています。

１、スープは、親鳥の鶏がら醤油ベースであること
２、麺は、細麺ストレートで少し硬めに提供されること
３、具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ（すまき）などであること
４、器は、土鍋（ホーロー、鉄鍋）であること
５、スープが沸騰した状態で提供されること
６、たくわん（古漬けで酸味のあるものがベスト）が提供されること
７、全てに「おもてなしの心」を込めること

引用：須崎商工会議所「須崎名物「鍋焼きラーメン」プロジェクトＸ」