かつ丼と言えば「ご飯の上に卵でとじたトンカツがのっている」というのが一般的なイメージですが、駒ヶ根ソースかつ丼は「ご飯の上にシャキシャキきゃべつとソースにたっぷりくぐらせたトンカツがのっている」ものです。
昭和初期に駒ヶ根駅の構内あたりのカフェで販売されたのが始まりといわれ、地元ではかつ丼といえばソースかつ丼の事を指すくらい深く生活に溶け込んでいます。
現在では本場の美味しいソースかつ丼を食べてもらおうと「駒ヶ根ソースかつ丼会」が規定を定めて審査を行っており、加盟店では特製の「のぼり旗」が店頭に設置されています。
photo by japan-web-magazine.com
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<お客様のための駒ヶ根ソースかつ丼規定>
其の一 器は丼に限定する。
其の二 ソースかつ丼の肉は豚肉のロースを基本とし、120グラム以上とする。
其の三 かつはパン粉を付けて揚げたものでなければならない。
其の四 キャベツは細かく切って水に浸してから水分を切って丼の飯の上に載せる。
其の五 かつを揚げる油については油脂は自由としても良いが、
揚げかすは必ず取り、汚れた油では揚げない
其の六 ソースはソースかつ丼会で作ったものを最低基準とし、
これに工夫することが望ましい。
其の七 かつを揚げてソースを潜らせる時、ソースも温めておき、
揚げたてのかつをそのままソースに潜らせて切って飯に載せても、
切ってからソースに潜らせて飯の上に載せても自由とする。
其の八 海苔等はソースかつ丼に載せない。
また、キャベツ以外の野菜は載せない。
其の九 蓋は自由とする。引用:駒ヶ根ソースかつ丼とは?(http://www.komacci.or.jp/katsu/katsudon.html#hassyou)
それぞれの店舗で自慢の特製ソースや厳選されたお肉を使用しているため、これだけ細かい規定があっても独自の味を楽しめるのも駒ヶ根ソースかつ丼の魅力です。
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