福岡県は博多のソウルフードである「おきゅうと」。
博多の居酒屋などのメニューで見かけるのですが、知らない人が見るときゅうりを使った料理かな?と思ったりもしますよね。(もろきゅうの様なもの?)
「おきゅうと」の正体は海藻(エゴノリ・イギス)を使った加工品で、見た目はこんにゃくを思わします。
しかし食べると、こんにゃくよりは歯ごたえはなく、どちらかというと「ところてん」に近い感覚で、つるっとした喉越しです。
「おきゅうと」の味は、海藻の独特な臭みはほとんどなく、ほぼ無味です。
博多の人は、ポン酢や醤油、からし酢味噌などをかけて食べます。
居酒屋で見かけることが多いのですが、博多ではどちらかというと朝食として食べるのが一般的なようです。
おきゅうとの由来
おきゅうの語源にはいくつか諸説があるようです。
●飢饉の時に食べられはじめ、多くの人を救ったということから『救人(きゅうと)』
●エゴノリがウドのように早く育つということから『沖のウド』→『沖ウド』→『おきゅうと』
●沖の漁師が作り方を伝えたということで『沖人』→『おきひと』→『おきゅうと』
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