伊勢うどんとは、三重県伊勢市を中心に食べられる極太うどんです。
ずんぐりした太くて柔らかい麺に、鰹節、いりこ、昆布等のだし汁を加えたたまり醤油の黒い濃厚なタレをからめて食べるものです。極太の麺は1時間弱程茹でて徹底的にコシを無くして提供されます。トッピングはねぎや一味のみのシンプルなものが一般的です。
江戸時代以前より、この地の農民が地みそから出来た「たまり」をうどんにかけて食べていたのが起源とされ、だし汁を加えて食べやすくしたものが伊勢うどんの始まりとされます。
その後、浦田町橋本屋七代目である小倉小兵がお伊勢参りの参詣客向けにうどん屋を開業したのが最初の伊勢うどん屋と言われいます。
1960年代中期以降に「伊勢うどん」という名前がつけられた後、1972年に伊勢市麺類飲食業組合がそれまで並うどんや素うどんと呼ばれていたものを「伊勢うどん」という名称に統一したそうです。
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